夏の庭
(さあ、恥ずかしがらずに)





「あーゆーへぁんぐりぃ?」
僕にとって今、もっとも熱心な生徒は、妻とそのばあやである。
もちろん千鶴子は、女学校で英語を教わったのだけれど、
教師の綺麗な洋装と、ロマンチックな英語劇しか覚えてないそうだ。
(こんな羽目になるとは、思っていなかったしね)


二人ともよく学んだから、週末には豪勢に、異人街で食事をとろうか。
おミツサン、そう目をくりくりしないで。僕が一緒だから、攫われたりなんてしないよ。
壮士が襲ってくるだって?大丈夫、二人を抱えて逃げますよ。





おしまい

「日本茶に」と同じく、「異文化恋愛」の二人+一人です。





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