着物と骨董 写真を増やしつつあります。


不定期更新中の文通用頁。英語が出来ずに困っております。
よろしければご指導ください☆


百人一首 投扇興 写真帖
紙もの 絵葉書 お土産本 御雛様と縫いぐるみ



着物の話
私の着物は、たいていどなたかから「頂戴したもの」、つまり「お下がり」です。
もしかすると、いいえきっと
「お下がり」だから着物が好きなのかもしれません。
頂いた方の思い出や、着物の過ごしてきた時間も含めて。

伯母から頂いた着物

お嫁入りの時に誂えたもの。…と書くと、なんだかロマンチックな気がしませんか?!
伯母の母方の実家が呉服屋さんだそうで、実際に手にとると、生地の光沢も、染めもとっても上等。しかも洒落ています。草履もお揃いです。

大叔母の着物

祖父より二十歳年上の、通称「二番町の伯母ちゃん」のもの。(たぶん)明治四十年生まれだと思うので、大正一桁くらいに誂えたもの。こんなに贅沢な中振を着ていた大叔母は、お茶や日本画の先生などして、趣味に生きた方のようです。羨ましいなァ・・。
U先生から頂戴した着物

衣紋とお香と着付けを教えてくださった、U先生より頂戴したもの。光って全然分かりませんが、着物の縞はすべて絞り、刺繍もとっても厚いのです。何といっても魅力は淡い色。お下がりゆえに渋いものしか持っていなかった私は狂喜乱舞してしまいました。




U先生から頂戴した着物

これもU先生から。絽の帯で、刺繍は銀糸です。竹に牡丹で、涼しい中にもどこか粋な雰囲気。伯母から頂いた絽をあわせてみました。
U先生から頂戴した着物

またまたU先生より。左は袷、右は紗の小紋です。「お稽古着に」とのことでしたが、こんなにして頂いて、私はどうやってこのご恩をお返ししたら良いのやら。ちなみに先生は色白で、上品で、きりりとしていて・・・という、非常に魅力的な方でいらっしゃいます。




おことわり(というより言い訳)
私は、着物の生地、加工については「まったく苦手」です。
いくら本を読んでも、すぐに忘れてしまうんです。ごめんなさい・・・





骨董の話

はじめに
(馴れ初め)
昔、祖父母の家には蔵がありました。
長持に本に大福帳、鼠に齧られたお雛様にお人形。何十と揃った祝いの器に蓄音機。
鼈甲の簪セットに高島田の鬘もあって、ウットリしていたら蔵から出されてしまいました。

「もっと大きくなってから」と言われて辛抱したのに!
大きくなってみると、蔵は既に壊されて、私の手元に引越して来たのは
何人かのお雛様と、本と、着物ばかりです。

お下がりの着物は、そんなセンチメンタルな気持ちを思い起こさせます。
母が、祖母が、大叔母が、おっぴ様が袖を通した着物を着て、
素敵なおばあさまになるのが目標です。
続いて
Antique Roadshow)
大好き、BBCの長寿番組アンティークロードショウ。
どんな「生活骨董」にも愛情あふれるコメント。
鑑定人の方々の楽しそうな笑顔と、慇懃な、プライドの高いところもまた魅力です。
物の価値をお金に換算するだけでなく、物を愛する楽しさってありますものね。

少しずつ、骨董市や骨董店をまわるようになって、
明治・大正期の絵葉書なんかを集めだしました。
使用済みの葉書を嫌う人もいるようですが、なんと言うことのない文字にこめられた、
ちょっとした出来事を読むのも楽しみのうちです。

昔の外国人が、日本を見る目は、今の私が、戦前の日本を見る目と変わりません。
それでも、私の中に流れる血が、「昔の日本」を記憶しているようで、
日本人の私が、日本を旅しているようで。


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