恋ひ恋ひて
(夜半の諍い)
恋ひ恋ひて 逢へる時だにうるはしき 言尽くしてよ 長くとおもはば
いやよ、いや、いや、やっと逢えたのに
優しいことを仰って、夢のようだとささやいて
離れていたあいだ、わたくしを想っていて?
貴方の声が聞きたいのに、こうして抱かれていたら 怒ることも忘れてしまう。
殿方って、ね!
おしまい
ずっと想っていて やっとお会いしている時だけでも
優しいお言葉をかけてください 二人の仲が末永くとお思いでしたら
坂上郎女・万葉集644
相も変わらず、お雛様のように自由な装束姿です。
和洋折衷・疑洋風好きな私は、どうしても基本を逸脱・・・